イーオン・フラックス1  予告編はとても面白かった。ワクワクできた。私の好きなSFだ。期待が高まった。
 だが、公開されると評判が悪い。何故か。観て確かめないと。   

 
 90年代にMTVで放送された人気アニメの実写化。
 西暦2415年、新種のウィルスにより人類の99%が死滅するが、ワクチンで生き延びた500万の人々は、城塞都市の中で400年の暮らしを送ってきた。だがそこは厳重な管理社会で思想の自由は失われていた。レジスタンスの戦士イーオン・フラックスは、圧制を強いる君主暗殺の密命を受ける…。

   
 アニメシリーズだからか、冒頭から説明がやたらと多い。
 ナレーションですべて説明してしまう。そして、それはあまりにも多いために、観客を置き去りにしてしまうのだ。感情輸入が出来ない。独特の世界観が伝わってこない。
 脚本が悪いのか、監督の腕なのか。とにかく平坦で、盛り上がりがない。
 主役のシャーリーズ・セロンは身体を鍛えたと聞いた。だが、細かなカット割りを繋げた誤魔化しのアクションで、迫力はない。
 見所と言ったら、シャーリーズ・セロンの大満足の悩殺コスチュームだけ?

   
 見終わった感想。「あー、、終わり? じゃ、帰ろ」
 怒りすら爆発せず、もちろん感動なく、感情が動くことなく見終わったのであった。
 つまらん映画じゃった。。。
 作りようによっては、とても面白くなると思うんだが。才媛にしてSF好きのプロデューサー、ゲイル・アン・ハード、不発なり。
        イーオン・フラックス2